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パソナテック10周年記念 シリコンバレーツアー(前編)

Mon Jul 07 21:56:51 -0700 2008


こんにちは、naoya です。
先日、パソナテック10周年記念イベントとして開催された第1回シリコンバレーツアーに参加させていただきました。
今回は、前編と後編の二回にわけて一人のエンジニアからの視点でシリコンバレツアーのレポートしたいと思います。

サンフランシスコ風景
サンフランシスコ風景 posted by (C)フォト蔵


参加者は、パソナテックから就業されている方、パソナテック社員の方、メディアの方、あわせて総勢27名が参加しました。

おもな日程は、次のとおりでした。

7/2: 現地企業訪問 VIZ Media, LLC社
7/3: 現地企業訪問 VMware社、HP社
7/4: 現地で活躍されている日本人エンジニアのパネルディカッション、渡辺千賀さんのセミナー

今回は前編として、1〜2日目に訪問したシリコンバレーの企業訪問を中心にレポートします。

まず、初日にサンフランシスコにあるVIZ Media, LLC社を訪ねました。Viz media社は、日本の漫画雑誌や単行本などをアメリカで展開している会社です。

VIZ Media, LLC
VIZ Media, LLC posted by (C)フォト蔵


日本の漫画雑誌や単行本を扱っているということで、日本人の方が多い印象をうけました。もちろん、サンフランシスコという土地柄、さまざまな国籍の方々が活躍されているようです。社員の結束力を強く保つためにボーリングや卓球大会など社内行事にとても力を入れているそうです。
休憩室には卓球台がおかれていたり、各自の作業スペースがとても個性的で、あまり日本のオフィスでは見かけない光景が広がっていて、とても開放的な空間でした。これはおそらく、VIZ Media, LLC社のオフィスがもともと映画館だったというところにも由来していると思いました。

VIZ Media, LLC 社内風景
VIZ Media, LLC 社内風景 posted by (C)フォト蔵


VIZ Media, LLC社内では、デザイナーが多いということもあってマックユーザがとても多いかったです。iMacやMacProなどのデスクトップで作業している人がほとんどでした。社内見学のあと、漢城(あやき)さんがVIZ Media, LLC社について説明してもらいました。その中、漢城(あやき)さんの普段仕事をしている時間について話題にあがったのですが、ほぼ毎日午後5時には退社してお子さんを迎えにいくそうです。夫婦フルタイムで働いているとのことでしたが、夫婦で分担して子育てができる生活をしているというお話は新鮮でした。


そして、2日目にパロアルトにあるVMware社を訪問しました。VMware社といえば、VMware Playerなどでお馴染みの会社です。2007年8月にIPOをしたことは記憶に新しいです。

VMware
VMware posted by (C)フォト蔵


VMware社では、キャンパスとカフェテリアを見学しました。キャンパスは、「森の中の会社」というコンセプトで建築した建物ということで、写真撮影をしたかったのですが写真撮影禁止ということで残念でした。カフェテリアはベジタリアンにあわせつつ、環境にやさしい食品を使っているということです。カフェテリアの食事は有料とのことですが、社内にはスナックルームがありそこは無料とのことでした。カフェテリアでは日本人が寿司をにぎっているというこだわりには驚きました。
オフィスは2人で1つの個室になっていて、売り上げに比例して社員数も増加しているようです。毎週、社内で新入社員のオリエンテーションが50〜60人くらい対象で開催されているようです。人材は、有名大学と提携して優秀な人材を確保しているとのことでした。
最後に、VMware社からプレゼンテーションとデモがありました。個人的には、VMware Player、VMware Server、VMware Fusionしか使ったことがなかったのですが、幅広い製品体系があることを知りました。VMwareでは、今後クラウド・コンピューティングの分野に進出していくとことでした。
プレゼンテーションの途中で、VMwareでソフトウェアエンジニアをされている吉澤さんが急遽参加していただきました。いくつか質問がでたのですが、その中でアウトプットを出すこと以外特にルールはなく自由だという企業風土だそうです。
吉澤さんは、渡辺千賀さんのはたらけシリコンバレーに行動し続けていれば、時として失敗しても必ず次のチャンスが訪れる(全2回)に詳しく書かれていますので、シリコンバレーで働きたいと考えているエンジニアは必読だと思います。


次にシリコンバレー発祥の地HPのガレージを訪ねました。HPのガレージは観光名所ではないということで、静かな住宅地の中にありました。

HPガレージ
HPガレージ posted by (C)フォト蔵


そのあと、HP EBC(Executive Briefing Center)を訪ねました。HP EBCでは、HP社の起源ともいえる「Origin」という映像を見ました。

ORIGINS
ORIGINS posted by (C)フォト蔵


「Origin」では、本にもなったHPウェイなどHP社の歴史について紹介されていました。
HP社は、現在灼40万人以上の人が働いている巨大企業になっているとのことですが、HPウェイは全社員に行き渡っているそうです。これだけの人に企業風土を浸透させることはかなりすごいことだと思いますが、ぶれない経営思想があるからこそ可能になっているのだと思います。


今回は、前編としておもにシリコンバレーの企業訪問についてレポートしました。後編では、最終日に行われた現地で活躍されている日本人エンジニアのパネルディカッション、渡辺千賀さんのセミナー、についてレポートしたいと思います。