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テスト用ダミーデータ心得
Mon Jun 26 07:53:56 -0700 2006
こんにちは! やまもと@テスト番長です。
テストを行うとき、チェック用にダミーの入力をしますよね?
ダミーのデータを何にするか毎回考えるのは時間の無駄ですから
大体の場合、決り文句を用意しておくわけです。
例えばマイクロフォンのテストなら、「あー、テストテスト。本日は晴天なり。」なんて言いますよね。
今日はWEBアプリテスト用ダミーデータの作り方心得をご紹介しましょう。
専門書などでこういったトピックを探すと、有効なテストパターンの話になりますが
現場の知恵という側面から攻めてみます。
1)「テスト」と名乗ってはならない。
稼動中のWEBアプリの修正や追加機能をテストをする場合、本番環境と同等の開発環境が用意されているでしょう。そしてその両方でテストを行うことになります。
この時よくあるミスが、開発環境のつもりで本番環境をテストしてしまうこと。WEBアプリは一律ブラウザで閲覧されますから、極端に言ってみれば明らかに違うのはURLだけです。
ダミーデータに「テスト」という単語を使ってしまうと、誤って本番環境に書き込んだ場合、ユーザーにそれと判ってしまいます。これを避ける為、「テスト」という単語は一切使わないことにしておくのが一番です。
一見真面目でないように感じますが、実は違うのです。
2)仲間だけに通じる隠語を決める
「テスト」の代わりにどんな単語を使いましょうか?何でも良いのですが、お決まりのフレーズを用意しておくことが大事です。そうしておくと、仲間内には「ああ、これはあの人のテストパターンだな」と通じますし、ユーザーの目に触れても「何か変な書き込みがあるな。でもきっと意味はないのだろう。」とスルーしてもらえます。
3)単純にナンバリングしない
上記の2つと通じますが、連続したダミーデータ入力を管理したい場合が良くあります。
このとき単純に1,2,3とナンバリングしてしまうとすぐにそれと判ってしまいます。形容詞に置き換えたり、特定の連続した名詞に置き換えたりするとテストっぽさが急激に薄れます。
あらかじめ何を使うか2~3パターンを考えておくと良いでしょう。
え?ウノウのテストでどんな隠語を使っているか興味ありますか?
それはナイショです。
でも、なぜか食べ物の名詞が多いみたいですよ?