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ユーザビリティって何だろう?(基本のまとめ)

Mon Dec 04 03:32:53 -0800 2006

こんばんわ、Sashaです。フォト蔵のUI改善への要望が高まっているのをうけて、最近、ユーザビリティについてみんなで考えています。

基本の基本が気になる私は、「ユーザビリティって何だろう」というところから考えるべく、『ユーザビリティのguru』と呼ばれるJakob Nielsenの「ユーザビリティ」の定義を復習しました。以下はそのまとめです。


ユーザビリティって何だろう?

ユーザビリティは、UIがどのくらい使いやすいものであるのかを示す質的属性です。「ユーザビリティ」という言葉は、モノをデザインする過程で「使いやすさ」を改善するための方法でもあります。

ユーザビリティは、次の5つの品質によって表すことができます。
学習しやすさ
初めてそのデザインに触れるユーザーが、どれだけ容易に基本的なタスクを発見し、遂行できるだろう?
効率のよさ
ひとたびそのデザインを学習したユーザーが、どれだけ素早くタスクを実行できるだろう?
記憶への残りやすさ
ユーザーがそのデザインにしばらくぶりに戻ってきた時、どれだけ容易に感覚を取り戻すことができるだろう?
誤りの起こりにくさ
ユーザーはどのくらいエラーを犯すだろう?そのエラーはどの程度深刻だろうか?どのくらい容易にエラーから復帰することができるだろう?
満足度
そのデザインを使うことが、どれだけ快適だろうか?

Nielsenがあげている他の「質的属性」で興味深いのが、デザインの機能性を示す、「ユーティリティ」。「このデザインは、ユーザーが必要としていることを反映しているか」、という質問です。つまり、どんなに「簡単な○○」であっても、その「○○」をあなたが必要としていなかったら、意味はない、と言うことです。同様に、プログラムがあなたが必要な「○○」を実現できるように書かれているのに、UIが難しいゆえにユーザーが「○○」を遂行できなかったら、やっぱり意味はないですね。

では、そのユーザビリティって、どうして大事なんでしょう。


ユーザビリティはどうして大事なの?

ずばり、ユーザビリティはサイトから「去る」人々を食いためるために必要です。デザインは、使う人のやる気をくじいてはならないのです。やる気をくじくと、人々はどんどん逃げてしまいます。ウェブサイトには、人々のやる気をくじく要素がいっぱい詰まっています。

Jakob Nielsenは、「デザインにかける費用のおよそ10%の予算をユーザビリティに使うべきだ」と言っています。


ユーザビリティはどうやったら向上するだろう?

答えは、ユーザビリティテストです。Jakob Nielsenは、「デザインの重要なユーザビリティ上の課題を洗い出すには5人のユーザーに対するテストでおよそ大丈夫」、と言います。ユーザーを、個別にテストして、起こる問題を自力で解決してもらうことも重要です。

重要なのは、


デザインを改善する過程の要所要所で小さなテストを繰り返して、テストの間に洗い出された問題点を修整する、というのが、効率のいいやり方のようですよ。




#ちゃんとした翻訳は、こちらにあります。