皆さんは、キャバクラって行ったことありますか?
キャバクラとWebサービス、この一見、まったく関連が無いように見える2つのサービスですが、実は多くの点で共通点があります。これから新しくWebサービスを作ろうとしている人、現在Webサービスを運用している人は、彼女らの接客態度やサービス精神からいろいろと学ぶことができます。
では、順を追って紹介していきましょう。
- 1. 見た目が大切
第一印象で悪いイメージを持たれて損をしないように、思いっきりお洒落してユーザを迎えましょう。キャバクラでは香水の香りで嗅覚を刺激するなど、五感を活用した接客というのが行われています。しかし、Webサービスの場合、嗅覚/味覚/聴覚/触覚はないので、使えるのは視覚のみになります。より見た目が重要になってきます。- 2. おもてなしの精神
- とても基本的な事なのですが、数あるお店(Webサイト)の中からわざわざ足を運んでくれたお客様は大切にしなければなりません。こういうシステムを作ってやったから使え、という応対ではユーザは使ってくれません。おもてなしの精神を発揮して、満足してもらうことが重要です。
- 3. 常連客を大切に
- ほぼ毎日通ってくれるような常連客は大切にしましょう。クチコミで知人に紹介してくれて、新しいユーザを連れて来てくれるかもしれません。
- 4. まめなメール連絡
- メールを効果的に活用しましょう。Pull型のWebにおいては、メールはユーザとの唯一の連絡手段です。同報一斉送信の営業メールは有り難くもなんともありませんが、ユーザに合わせてパーソナライズされたメールは嬉しいものです。「もうすぐ誕生日だったよね?」とか、久しく顔を見せない客には、「最近、来てくれないけど元気にしてる?」といったメールが効果的です。
- 5. チラリズムを活用
- その先に広がる世界を想像してもらって、ユーザをその気にさせる演出が重要です。初めて訪れるユーザにも分かりやすいように、便利な機能をチラリと見せてあげましょう。あくまでもチラリが原則です。
- 6. 季節のイベントで盛り上げる
- 夏には浴衣、クリスマスにはサンタの格好をするなど、季節のイベントを活用しましょう。Googleもイベントによってロゴを変えるなどしていますが、ちょっとした違いに人は喜びを感じるものです。
- 7. 常に新しい話題を提供
- 来店時に前回と同じ話をしたら、キャバ嬢失格です。常に新しい話題を提供しなければいけません。いつも同じ話しかしない人の所に行こうなんて思う人は少ないです。Webサービスにおいても同様で、前回の来訪時との違いを分かりやすく表示しなければなりません。
- 8. ドンペリ入りましたー!
- 高いお金を払ってくれるユーザに優越感を持たせてあげましょう。高級シャンパンのボトルを入れると、店員一同で「ドンペリ入りましたー!」という声が一斉にあがります。僕は味わったことがないのですが、これはきっとかなりの優越感に違いありません。mixiやFlickrでも有料ユーザには、「mixiプレミアム」や「Pro」という表示が付くのと同じです。ユーザにとっては、ちょっとした優越感なんですね。
こういった視点を持って一度キャバクラに行ってみるのも面白いかもしれません。きっと、No.1の売上げを誇る売れっ子には、それだけのノウハウがあるはずです。ここには書いていない極意みたいなものが見つかるかもしれません。
ただし、くれぐれものめり込み過ぎないように注意してください。