尾藤正人です。
ウノウラボブログの最初のエントリから始まってウノウラボブログもとうとう1歳になりました。 最初は購読者数も少なかったラボブログですが、今では購読者数も増え多くの方に読んでいただけるブログに成長する事ができました。 これもひとえにいつも読んでいただいてる読者の方のおかげだと思っています。
今日はラボブログ1周年を迎えた記念に、この1年を通して感じた事、思った事などをつらつらと書いていきたいと思います。
開発合宿の成果報告場から情報公開の場へ
ウノウでは2ヶ月に1回ぐらいのペースで開発合宿に行っています。 当初ラボブログは開発合宿での成果を公開する目的で始めました。 ですが、開発合宿の成果をそうそう頻繁に出すのは難しいのでどうしようかという話になり、だったら開発合宿の成果だけに留まらずどんどん情報を公開していく場にしようということで、エントリを書き始めました。
OSSから影響を受けた公開に対する強い思い
ウノウではオープンソースソフトウェアを多く使用しています。 僕も昔はVine Linux SPARC版の開発をやってた時期とかもあり、オープンソースソフトウェアが大好きです。 コミッターは自分の時間を削って有意義なソフトウェアを無償で提供してくれています。 その恩恵で給料をもらって生活しているわけですから、もらいっぱなしはよくない。 公開できるものはどんどん公開してコミュニティに還元するべきだという強い思いがありました。
1日1エントリ
ラボブログでは1日1エントリを目標にエンジニア、デザイナ、テスターで持ち回りで書いています。 当初「書きたいエントリがあった時に書きたい人が書く」という方法も提案されたのですが、それでは絶対に続かないと思って持ち回り制にしました。 ブログの場合はネタが新鮮かどうかも重要なので、ネタがある時に先に書くのは問題ありません。 その場合は自分の順番が来た時に飛ばして次の人が書くようになってます。
ちょっとした報酬
ラボブログではてなブックマークで100以上のユーザを獲得するとamazonギフト券3000円がもらえるようになってます。 人気エントリを書くと本が1冊購入できるというようなイメージです。
人気エントリにはそれほどこだわらずに
人気エントリを書くと嬉しいのですが、そこにはそれほどこだわりを持たないようにしてます。 まとめ系のエントリを書くとたくさんブックマークしてくれたりするのですが、だからといってまとめ系のエントリばっかり書くと中身の薄いブログになってしまう。 ラボブログ賞を高額に設定しなかったのは、適度なインセンティブを提供しつつ、ブックマーク数にそれほどこだわりを持って欲しくなかったからです。
小さな挑戦のきっかけに
通常業務の中でたんたんと仕事をこなしているだけでは、新しい事に挑戦する事ができません。 IT業界は変化が激しいですから、どんどん新しい知識を吸収していろんなことに挑戦していかないと、すぐに置いてけぼりにされてしまいます。 ブログのエントリを書く事が、普段と違ったことをやったり、新しい情報を調べたりすることのきっかけにすることができます。 時には至らない点もあってするどい突っ込みをいただく事もありますが、失敗を通して自身の成長に繋げる事ができます。
実は社外だけでなく社内の情報共有になる
基本的に社外に向けて情報公開していますが、一人一人持ってる知識に違いがあるので、実は社内での情報共有に一役買ってます。 ウノウの社員同士でもお互いのエントリをブックマークしたりしてます(自作自演という意味ではなく)。
ウノウの名前を多くの方に知ってもらうようになった
ラボブログのおかげで多くの方にウノウの名前を知ってもらえるようになりました。 ウノウの本事業の事は知らなくてもラボブログを読んでくれている方も多数います。 ウノウラボがウノウとは別会社だと思われる事も。 ウノウ本体の事業ももっと頑張ってウノウラボよりも有名になるように頑張ります!!
リクルーティングに効果大!!
弊社に応募してくる方でラボブログを読んで応募されるという方が増えてきました。 他のIT企業の方とお話すると、どこの会社さんも優秀な人材確保に苦労されています。 弊社の場合は他社さんと比べて比較的多くの優秀な人材を確保できていると自負しています。 それもラボブログで積極的に情報公開してきたおかげだと思っています。
Give&TakeはGiveから始まる
GiveせずにTakeだけしても何も得る事はできません。 提供できる物はどんどん提供しましょう。 最終的にはそれ以上のリターンが得られます。 公開する事から全ては始まります。
まとめ
ラボブログをやってきた思ったのは「よかった」という一言につきます。 ラボブログを通して数多くのものを得る事ができました。
「御社はよくあそこまで情報公開されますね」と言われる事がよくありますが、それは企業側の利権しか考えてないからじゃないでしょうか。 もちろんそれ自体は全然悪い事ではないのですが、もっと広い視点で考えてみたら良いと思います。 情報を積極的に公開してよりよいサービスがたくさん出れば、もっとたくさんの人がハッピーになれる。 ITはそういう風に発展してきたはずだし、僕らはその恩恵で給料をもらって仕事をしているのですから、それを何らかの形で還元しようとするのはごく自然の発想ではないでしょうか。
今後もウノウラボブログでは積極的にいろんな情報を公開していきたいと思います。 これからも暖かく、時には厳しく見守っていただければ幸いです。