先日、enNetForumという所で、Wikiについてお話させていただきました。
僕は、どちらかというと、引きこもりたい人間で、人前で話しをするのは苦手です。
しかも、今回は、Wikipedia創始者 Jimmy Donal Wales氏 の後で話すということで大変緊張しました。
しかし、当日は、わりとちゃんと準備したおかげか、それなりに、ちゃんとお話できたかと思います。
そういうわけで、僕のような人見知りが、どのようにして、プレゼンを準備したかを今回はお話させていただこうと思います。
ネタを蓄積する
今回、僕は、自分のサーバのWikiにテーマである、Wikiの社内共有のネタを大量に蓄積しました。
この作業はお昼休みや帰宅したとき思いついたときにちょこちょこ書き足していました。
内容は、まとまっていなくてもとりあえず書いていくのがいいようです。
とにかく思いついたことを書いていきました。
実は、この作業は実はプレゼンの時じゃなくて、僕は普段の生活でもたまにやっていて、僕の中では「一人ブレスト」と呼んでいる作業になります。
調査する
ほかの人が、同じようなテーマでどんな話をしているかとか、その周囲のコミュニティがどのような空気かを調べました。
といっても、実はこの作業は、以前、原稿を書いたときに調査したので、それほど時間はかかりませんでした。
自分が何を伝えたいかを考える
ネタが蓄積された後、このまとまりのないネタの中から、自分の中の方向性を見出していきます。
方向性は1つでなくてもかまいませんが、必ず、短文であらわせるくらいにまでは、いいたいことをまとめておく必要があります。
今回の例でいえば、「Wikiにはモデレータが必要」とかそういったものです。
プレゼン資料を作る
本当は、PukiWikiに、S5を組み込んでPukiWikiだけでプレゼンを行いたかったのですが、手を入れている時間がとれず仕方がなくPowerPointで資料を作成しました。
しかし、PowerPointに触る時間は可能な限り短くしたかったので、PukiWikiに下書きをしてからそれを、手動でインポートするような流れにしました。
下書きを完了したときに、その内容で正しいか、裏を取る作業もしました。
あと、社内のMLに、投げて時間があるときに見てといったら、多数の人から意見がありこれも非常に参考になりました。
練習をする
練習は計2回やりました。
「練習やるとき付き合うよ」といってくれた同僚もいたのですが、35分間、相手の時間を拘束するのが申し訳ないなと思って、定時後、社内の会議室で一人練習を始めると、「おー練習ですか」といって、別の同僚が1人付き合ってくれました。
実際、口に出して練習してみると、かなり内容が伝わりにくいことが自分でもわかって、30分くらいかけて、内容を大幅に修正しました。
その後、2回目の練習の時には、別の同僚2人がつきあってくれました。
内容的には、1回目よりましだったのですが、やはり、わかりにくいところがあり、また同僚が積極的に提案してくれたので、その部分を修正したりしました。
プレゼンに慣れている人ならともかく、慣れていない人は最低でも2回は、通しで練習するべきだと痛感しました。
本番
本番は、Wikipedia創始者 Jimmy Donal"Jimbo" Wales氏の講演の後に僕の番でした。
氏のプレゼンは、非常にエキサイティングな内容で、正直、緊張しました。
こういう時は、プレゼンを始める前に、軽い冗談とかを言うと自分の緊張がほぐれます。
正直、言えば、氏のプレゼン中、どういう冗談を言おうかということで頭がいっぱいでした。
あとはしゃべる時には、可能な限りゆっくりしゃべることだけを心がけました。
結果はどうだったかというと、そこまで、ひどくはなかったつもりです。
今後やってみようかと思うこと
今回、本当は、高橋メソッドを使うつもりでした。どうしても、自分の伝えたいことが、高橋メソッドに落とし込めなかったので、楽なプレゼン手法を使いましたが、今後は、積極的に使っていきたいと思います。
また、日本の技術周りのプレゼン手法はなんか恐ろしいほど進化しているので、そういったプレゼン手法も取り入れて、自分なりのプレゼン手法を確立できればなと思いました。
最後に
今回のプレゼンの資料はPDFでアップロードしておきます。
また、今回、利用させていただいた。PukiWikiのコミュニティの皆様と協力してくれた人に感謝を。
もし、こういうプレゼンの方法がいいんじゃない?とかありましたら、教えていただけると助かります。
ご参考になれば幸いです。
2007/03/30追記
資料は、pptファイルを、Oo.oで開いて保存しました。
なお、本資料に関してはクリエイティブコモンズ - 表示のライセンスで配布いたします。
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