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DRBDで2TBのハードディスク容量を使う方法

Sun Sep 16 21:40:10 -0700 2007

こんにちは、naoyaです。



先日、フォト蔵のサーバのハードディスク空き容量が減ってきたので、ハードディスクを500GBx4から1TBx4のハードディスクに交換しました。



フォト蔵のサーバでは、以前satoが紹介したようにDRBDを使って写真や動画のデータを相互バックアップしています。



フォト蔵のサーバのハードウェアとソフトウェア環境は、次のとおりです。





ハードディスクは、二本ずつソフトウェアRAID0で組んでいます。



# cat /proc/mdstat
Personalities : [raid0]
md1 : active raid0 sdb1[0] sdc1[1]
      1953519872 blocks 64k chunks

md0 : active raid0 sda3[0] sdd1[1]
      1943639872 blocks 64k chunks

unused devices: 



この状態で、次のコマンドでDRBDを起動させてみました。



# /etc/init.d/drbd start


そうすると、次のエラーメッセージが表示されてしまいました。



/etc/init.d/drbd start
Starting DRBD resources:    [ d0 d1 d2 ioctl(,SET_DISK_CONFIG,)
failed: Cannot allocate memory
...


調べてみると、vmalloc sizeを192m割り当ててると、うまくいくそうなので、grubの設定ファイル(/etc/grub.conf)に、次の内容に変更してみました。



...
  title Fedora Core (2.6.20-1.2320.fc5smp)
  root (hd0,0)
  uppermem 524288
  kernel /vmlinuz-2.6.20-1.2320.fc5smp ro vmalloc=192m root=LABEL=/
  initrd /initrd-2.6.20-1.2320.fc5smp.img
...


vmallocの設定は、rootより後ろに書けないので注意してください。



この設定で、初めてDRBDで2TBのハードディスク容量を使うようにすることができました。




最初、移行するとき、DRBD上のファイルシステムはXFSにしていたのですがbonnie++でハードディスクに負荷をかけると落ちてしまうので、従来通りext3に変更して現在稼働中です。



次は、現在satoがDRBD 8系でのprimary/primaryの構成を試しているようなので、フォト蔵のサーバにも組み込めるか検討したいと思っています。