こんにちは、naoyaです。
先日、フォト蔵のサーバのハードディスク空き容量が減ってきたので、ハードディスクを500GBx4から1TBx4のハードディスクに交換しました。
フォト蔵のサーバでは、以前satoが紹介したようにDRBDを使って写真や動画のデータを相互バックアップしています。
フォト蔵のサーバのハードウェアとソフトウェア環境は、次のとおりです。
- HDD: 1TB x 4
- OS: Fedora Core 5(2.6.20)
- DRBD: 0.7.24
ハードディスクは、二本ずつソフトウェアRAID0で組んでいます。
# cat /proc/mdstat Personalities : [raid0] md1 : active raid0 sdb1[0] sdc1[1] 1953519872 blocks 64k chunks md0 : active raid0 sda3[0] sdd1[1] 1943639872 blocks 64k chunks unused devices:
この状態で、次のコマンドでDRBDを起動させてみました。
# /etc/init.d/drbd start
そうすると、次のエラーメッセージが表示されてしまいました。
/etc/init.d/drbd start Starting DRBD resources: [ d0 d1 d2 ioctl(,SET_DISK_CONFIG,) failed: Cannot allocate memory ...
調べてみると、vmalloc sizeを192m割り当ててると、うまくいくそうなので、grubの設定ファイル(/etc/grub.conf)に、次の内容に変更してみました。
... title Fedora Core (2.6.20-1.2320.fc5smp) root (hd0,0) uppermem 524288 kernel /vmlinuz-2.6.20-1.2320.fc5smp ro vmalloc=192m root=LABEL=/ initrd /initrd-2.6.20-1.2320.fc5smp.img ...
vmallocの設定は、rootより後ろに書けないので注意してください。
この設定で、初めてDRBDで2TBのハードディスク容量を使うようにすることができました。
最初、移行するとき、DRBD上のファイルシステムはXFSにしていたのですがbonnie++でハードディスクに負荷をかけると落ちてしまうので、従来通りext3に変更して現在稼働中です。
次は、現在satoがDRBD 8系でのprimary/primaryの構成を試しているようなので、フォト蔵のサーバにも組み込めるか検討したいと思っています。