Software Design 10月号にサーバ監視ツールCactiについての記事を書きました。この号のNagios,Swatch,Wiiの記事もウノウ・エンジニアによるものですので、ぜひ興味のある方はご覧ください。
さて、今日はWebブラウジングを快適にするAutoPagerizeというツールを紹介します。AutoPagerizeはGreasemonkey用の拡張スクリプトで、今、自分のまわりで爆発的に流行っています。先日の出張 Shibuya.js 24でも作者の方が発表されていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
念のために何をするツールかを説明しておくと、Googleなどの検索結果で次のページを表示するときに「次へ」ボタンを押さなくてもページ下部までスクロールすると、勝手に次のページを読み込んでその下に付け足してくれるものです。なかなか文章では伝わらないかもしれませんが、この操作感を一度味わってしまうともう元の生活には戻れなくなります。
Firefox専用なので注意が必要ですが、インストール方法を説明します。
1.Greasemonkeyを下記のページからインストール
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/748
2.AutoPagerizeをインストールする
http://userscripts.org/scripts/show/8551
(右サイドの「install this script」をクリック)
3.対応サイトで使う
対応サイトは、Google、はてな、tumblr、Twitter、flickr、Yahoo、ニコニコ動画、livedoorなど現時点で約200個のサイトに対応しています。
私も映画生活レビュー用のSITEINFOを作ってみました。
url: http://www\.eigaseikatu\.com/imp/\d+/\d+/ nextLink: (//ul[@class="commonPrevNextNavi"]/li[@class="next"]/a)[last()] insertBefore: id("mainImpPostform") pageElement: id("mainImpEntry")/*[not(self::ul[@class="commonPrevNextNavi"])]
urlを正規表現、次ページへのリンクと挿入位置をXPath式で記述します。
2007年10月22日追記:
また、AutoPagerizeに必要な情報をHTMLにMicroformats形式で埋め込んでおけば、SITEINFOがなくてもAutoPagerが起動するようになります。HTMLを直接いじれる環境にいる人は、SITEINFOに追加するよりも自分でHTMLを修正したほうがよいでしょう。
以下、作者様のページより抜粋。
- link要素またはa要素でrel="next" (複数あった場合は、先に現れるものが選ばれます)
- classでautopagerize_insert_before (複数あった場合は、先に現れるものが選ばれます)
- classでautopagerize_page_element (複数指定可、指定したもの全てが挿入されます)
<html>
<body>
<div class="autopagerize_page_element">
<div>foo foo foo</div>
<div>foo foo foo</div>
<div>foo foo foo</div>
<div>foo foo foo</div>
<div>foo foo foo</div>
</div>
<div><a href="ap_micro2.html" rel="next">next</a></div>
<div class="autopagerize_insert_before">footer</div>
</body>
</html>