Pythonで利用できるORMをざっと列挙してみると、次のようなものがあげられます。
実際に利用するとなると、ドキュメントの充実度とユーザ数でSQLAlchemyに一日の長があり、すでにPythonのORMの標準になったという感があります。
また、Djangoアプリケーションという点に限れば、Djangoに含まれるORM(django.db)を使うということになるでしょう。
しかしながら、必要とする機能や実行速度、生成するSQL、APIの好みといった点で、SQLAlchemyとDjango以外のライブラリを選択することもありうるでしょう。
実行速度という観点からみると、少し古い記事になりますが、下記のURLの記事が参考になります。
各ORMの特徴や実装、またそのORMを採用する理由というのは非常に興味深いものがあるので、今後何回かに分けて、上記のORMを紹介していきたいと思います。
というわけで、次回はMailmanの次期バージョンで採用されるらしい、Stormを紹介する予定です。