はじめまして、去年末に入社しましたkayです。
エンジニアとしてまだまだな私ですので、少し英語のお話でもしようと思います。
私自身、アメリカの大学に3年ほど通っており、ついこの間卒業したばかりなのですが、アメリカにいた頃はスラングだということすら知らずに使っていた英語もたくさんありました。
スラングというのはもともAfrican-Americanが使っている言葉として知られていたと思いますが、今は主に若者の言葉や外国の英語の教科書には載っていない用法のことを指しているのではないかと個人的に思っています。
そして、スラングはアメリカ人たちが楽するために使用されるものが多く、仕組みを理解することで外国人でもだいぶ楽して英語を扱える+英語が得意な人だと思わせられるようになります。
ただ、初心者がスラングばかり(特に文法的に間違っている文)を使っているとちゃんとした英語が身に付かない場合もありますので、本当はどうあるべきなのかを頭に入れておくこともとても大切です。
ということで、外国の方々と英語でコミュニケーションをする必要があった場合に少しでも自信を持って英語が扱えるように少しばかりスラングTipsでも紹介致します。
※ なお、ここで紹介のはとてもカジュアルなアメリカ英語であり、地域によっても用法が異なっていたり・私の勝手な解釈だったりするので、ご了承ください。
(私の勝手な解釈が間違っていた場合はお知らせいただければと思います。)
名詞の動詞化
- 写真を撮る → photograph
- eメールする → email
- SNSで友達申請する → friend (日本でならCan I mymixi you?とか使えそうですね。)
- (女独特の)悪口を言う → bi*th (間違って名詞としてあまり仲の良くない女のひとに使うと大変なことになる可能性がありますが・・・)
のようにスラングでなくても英語では名詞をそのまま動詞にして使用することが多々あります。
どこからどこまでがスラングでないのか微妙なところがあり、私自身もよくわかっていません。
なので、ちゃんと動詞として使っていい単語なのかを考える前にカジュアルな場面なら使ってしまいましょう。実際に辞書に存在しない用法だった場合でもスラングとして大抵の場合は許されます。
take a picture や send an e-mail という風に長ったらしく書くよりも動作の部分の動詞が何になるのかを考える必要がないのでだいぶ楽が出来るかと思います。
※ pictureを動詞で使った場合には写真を撮る意味にはなりません。こういうイレギュラーもありますが、そういう場合だけは覚えるようにしましょう。
接頭語・接尾語を使う
redo, undo (doの代わり大抵の動詞を入れて使えます。)
が一番使えると思いますが、他にも大量に存在します。
量は多いですが、本気で英語を勉強しようと思った際に覚える単語の数に比べたら可愛いものですし、これらの用法・意味を押さえておくだけでボキャブラリーが倍増しますので、一度頭に入れておくことをおすすめします。
上の名詞の動詞化とミックスしてunfriendなんて使い方も出来ます。
略語
- OMG → oh my god!
略さずに使う場合、godの代わりにgoshやgoodnessを使うことも多いです。ただキリスト教ではない人にとっては多少違和感のあるフレーズになってしまうかもしれません。 - a.k.a. → also known as
- ASAP → as soon as possible
- BTW → by the way
- FYI → for your information
- LOL → laughing out loud
笑・wの代わりになるものですが、もっと分かりやすくhahaやhehe等も使われています。 - TIA → thanks in advance
個人的には略して使用したりしませんが、略す前のフレーズはネット上で非常によく使うので物を尋ねるときは最後に入れましょう。 - pls / plz → please
- thx → thanks
- sup → what’s up?
- u / ya → you
- x.o.×.o. → hugs and kisses
動作を表すもので、文章の最後で使用します。
ほんの一例ですが、良く使われているもの達です。
基本的にはネット上で見かけますが、ASAPやFYI等は口頭でも良く使用します。
4, 8, 2といった数字を同じ発音するものの代わりに使うのも有名ですよね。
ただ、みんなに通じるものではないので、意味が分かる程度に抑えてあまり自分からは使用しないようにするのもマナーかもしれません。
アポストロフィーを理解する
- don’t → do not
- ’em → them
- ‘n’ → and
- ’bout → about
- ’cause → because
と、アポストロフィーが挿入されているところには何かが省略されているという意味になります。
これは実際に話す際の発音に近いものになっていることが多いです。
もっとも、アポストロフィーさえ省略されることが多いのであまり参考にはならないかもしれませんが、歌詞などには大抵入っている状態で記されているので、そういう時には何かが省略されているとすぐにわかります。
そういう意味で、don’tやwhat’sなどは日本の教科書にも載っているような用法ですが、略されている=正式ではないということなので、正式な文章には絶対に使わないように心がけましょう。
アメリカ人が使う間違った(良くない)文法
- I want it so bad. / It was real good.
動詞や形容詞を修飾しているので、副詞のbadly / reallyが本当は正しいはずです。 - There was many cars.
carsなので、wereが正しいですが、名詞よりも動詞が最初に来るので複数形にするのを忘れがちなパターンです。 - I’m sorry. I’m late.
I’m sorry for being lateと教科書では教わりますよね。forは実際にカジュアルな場ではそんなに使いません。ついさっきの出来ごとについて謝る場合にはsorry about thatになったりします。 - a tea
a cup of teaが正しいです。 - you ok? / you sleep yesterday? / she go there?
疑問文ではbe動詞やdo系が良く省略されます。 - I haven’t a car. / I needn’t a car.
動詞のhaveと現在完了で使うhaveを混同させた結果です。 - I never been there.
現在完了のhaveは度々省略されます。 - Do you got a car?
have = have got = got (haveを省略) なので、doを使っているのに過去形の動詞が来ている変な文。
というように、ネイティブスピーカーも間違った文法で英語を使います。一部は流行っているという理由で使用されますが、大半は彼らも面倒くさいと思っていたりするものを使いやすいように変えているので、もちろん外国人である私たちにも使いやすくなっています。
外国人がよくする間違いに気をつける
- 今から3日後 → × three days later ○ (after) three days from now
スタート地点が過去の場合はlater、今の場合は後者になります。 - 私も好きじゃありません → × I don’t like it too. ○ I don’t like it either.
も=tooと思っている人が多いのですが、文章がネガティブの場合はeither, neitherが正しいです。
me, too <→ me, neither(or either) / so do I <→ neither do I - × Yes, I don’t. ○ No, I don’t.
これも上と似ていますが、疑問文に賛成していても答えはいいえにならないといけません。
ただ、会話の際に間違えてyeahが出てしまった時には、後にyou’re rightをつける(付けなくても意味的にそういう流れなら大丈夫)ことで文法的には正しくなりますので、慣れない内はこれで回避するのも手です。 - × There were an apple and an orange. ○ There was…
合計で2個でもbe動詞の直後の名詞が単数ならwasが正しいです。 - × I and my friends like shopping. ○ My friends and I… / Me and my friends…
自分が後に来る場合はI、最初に来る場合はmeになります。
これらはスラングとまったく無関係ですし、間違えても意味は通じますが、本当に間違えている人が多いので間違えずに使うことで出来る!と思わせることが出来るかもしれません。